女性でお悩みの方へお伝えしたいこと

当院は男性医師ですが、通常の膀胱炎などであれば触診や内診の必要はありません。また、エコー検査や腹部触診の際には女性スタッフが立ち会い、少しでも安心して検査を受けていただける環境を整えております。
プライバシーに配慮
泌尿器のお悩みはデリケートな内容になります。場合によっては問診票に書きづらいこともあるかもしれません。そんな場合には、女性看護師がお尋ねしますので、口頭でお伝えください。
診察室と中待合室は扉とカーテンで二重に仕切っております。また、院内にはBGMを流し、会話が外に漏れないよう工夫しています。
プライバシー保護には充分気を配っておりますが、気になる点がありましたら、遠慮なくお申し出ください。
女性に多い尿漏れの症状
尿漏れは、大きく3つに分けられます。
腹圧
くしゃみや咳、スポーツなどで腹圧がかかったとき、少し漏れてしまう。
以下のような方が該当します。
- くしゃみをした瞬間に漏れてしまう
- 風邪をひいて咳が出るときに漏れてしまう
- 縄跳びなど、ジャンプをすると漏れてしまう
- ジョギングをしているときに漏れてしまう
急な切迫
急に尿意を感じてトイレが間に合わず、漏れてしまう。
以下のような方が該当します。
- 急にトイレに行きたくなったが、トイレがなくて失敗してしまう
- 尿意を感じてトイレに向かったが、着くまで我慢ができない
- トイレが間に合わない
その他の要素
何もしなくても尿が漏れてしまう。
以下のような方が該当します。
- おしっこが出にくく、下腹が張っている感じがする
- 尿意をもよおさないのに、ちょろちょろと漏れてしまう
- 知らない間に下着を濡らしてしまっている
こんな体験はありませんか?
尿漏れの相談なんて、恥ずかしくて誰にも相談できない。

40歳を過ぎた頃から尿漏れするようになり、その頻度が高くなっています。でも恥ずかしくて誰にも相談できず、医者にも行く勇気がありません。(40代女性)
生理中以外でも、パッドが欠かせない。

くしゃみをしたり、しゃがんだりした瞬間、または重いものを持つときなど、お腹に力を入れると尿が漏れることがあります。いつ漏れるかわからないので、生理でもないのにパッドが欠かせません。とても煩わしく改善したいのですが、恥ずかしくて誰かに相談することもできず、どうすれば良いかわかりません。(50代女性)
トイレの心配があって、遠くの旅行を楽しめない。

急な尿意に襲われることがよくあり、友人と旅行に出かけても、トイレが気になって楽しめません。休憩のたびにトイレに行くのは億劫でもあり、電車移動でたびたび下車しなければならないのは、友人に迷惑をかけるので気がひけます。(60代女性)
当院の検査は、尿検査やエコーが中心です

泌尿器科での検査は、婦人科の診察のようなことがあるのでは…と心配されている方が多いですが、それは誤解です。泌尿器科では、検尿やエコー(超音波検査)が中心です。 当院の治療は基本的に、薬物療法です。検査も尿検査とエコーがほとんどで、婦人科のような内診を行うことはほとんどありません。 病気かどうかを自己判断するのではなく、医師の正しい診察を受けることは大切です。恥ずかしいと思わず、日常生活でお困りのことがある場合は、お気軽にご相談ください。薬物療法で改善できることも多いです。
万が一、手術が必要な場合や重症な場合には、手術設備の整った専門病院を紹介させていただくこともあります。
女性に多い膀胱炎

膀胱炎とは、尿道を介して膀胱の中に雑菌が入ることにより、炎症が引き起こされる疾患です。男性よりも女性に多く見られますが、それは、男性は尿道が女性に比べて長いので、膀胱炎になりにくいからです。
膀胱炎は、再発するケースが多く、腎盂炎に発展する場合もあるので注意が必要です。
膀胱炎になると、頻尿や排尿痛、尿混濁などの症状が現れます。これらの症状が見られたら、早めに受診してください。当院では、膀胱炎再発防止のための日常生活指導も行っています。
膀胱炎の症状
膀胱炎の代表的な3つの症状は、「頻尿」「排尿痛」「尿混濁」です。これらの症状が見られたら、すぐに受診してください。
頻尿
炎症により膀胱内の神経が刺激され、頻繁に尿意をもよおすようになります。
排尿痛
炎症を起こしている膀胱が、排尿することで急激に刺激され、痛みが出ることがあります。
尿混濁
細菌が尿の中で増殖し、白血球が増えたり、炎症を起こした膀胱の粘膜がはがれたりすると、尿が白く濁ったり、膿のようなものが混じることがあります。
膀胱炎セルフチェック
- 頻尿
- 1回の排尿量が少なくなった
- 残尿感がある
- 排尿の後半や終了後に痛みがある
- 尿が白く濁る
- 尿の臭いが強い
- 尿の回数が増加した
- 10分間隔でトイレに行くほどの頻尿になる場合がある
- 排尿痛がある
- 下腹部や尿道口に痛みがある
- 尿に膿のようなドロッとしたものが混じる
一つでも当てはまる方は、膀胱炎の疑いがあります。早めに受診してください。
膀胱炎の治療方法
当院では、主に抗生物質や抗菌剤を投与して治療いたします。
日常生活で気を付けること
- ①排尿を我慢しない
- おしっこを我慢すると、膀胱で細菌が増殖しやすくなります。我慢せず、こまめにトイレに行くようにしましょう。
- ②陰部を清潔に保つ
- 尿や便が残っていることによる細菌感染も多いです。陰部は清潔にしましょう。
- ③排便後の処理と便秘に注意
- 排便後は前から後ろへ拭くようにしましょう。また、便秘気味の人は膀胱炎になりやすい傾向にあります。便秘にならないようにも注意しましょう。
- ④性行為後はトイレへ
- 性行為中は細菌が尿道に侵入しやすい状態にあります。性交後はすぐにトイレで排尿し、菌を排出することを推奨しています。陰部をシャワーなどで洗い流すのも予防効果があります。
- ⑤疲れないよう気を付ける
- 体が疲労しているときは、免疫力が低下して細菌に感染しやすくなっています。それが膀胱炎にも繋がるため注意が必要です。
- ⑥水分を多めにとる
- 体内の水分が不足すると、膀胱内の尿が濃くなるため、細菌感染のリスクが高まります。頻繁に膀胱炎を発症する人は、日頃から水分を多めにとるように心がけましょう。
※症状に気付かず、受診が遅れたり、再発を繰り返したりすると、腎盂炎に発展する可能性もありますので、注意が必要です。膀胱炎の症状(頻尿、排尿痛、尿混濁など)の後、突然の高熱に見舞われた場合は、腎盂炎の疑いがあります。早急に受診するようにしてください。